科学史教材

幼稚舎は長い歴史がありますので、いろいろな昔の理科実験器具が残されています。

 
大正時代の顕微鏡
オリンパスは日本で最初の顕微鏡を1920年(大正9年)に作りました。価格は125円。今の価格にすると約125万円です。この顕微鏡はその頃に作られたもので、真鍮(銅と亜鉛の合金)で出来ています。小中学校向けに作られたものです。
 
 
昭和初期の顕微鏡
オリンパスが作ったものです。ステージが丸くレボルバーがつきました。対物レンズは62倍のものがついています。
 
   
おおすみ模型
1970年2月11日に東京大学宇宙航空研究所(後の宇宙科学研究所、現在の宇宙航空研究開発機構)が鹿児島宇宙空間観測所からL-4Sロケット5号機により打ち上げた日本最初の人工衛星の模型。幼稚舎出身の玉木章夫さんと斎藤成文さんがこの人工衛星の開発に携わりました。ソ連、アメリカ、フランスに続いて世界で4番目の人工衛星打ち上げ成功のニュースは日本中を喜ばせる大変な出来事でした。
ウイムシャースト感応起電機
イギリスのウイムシャーストが1883年に発明したもの。静電気の実験ができる。 
 
ラムスデン感応起電機
藤島製造のもの。年代は不明だが、おそらく明治時代のもの。静電気の実験に利用する。